HOME瓦の種類とそれぞれの特徴 日本の洋瓦の種類と特徴
日本の洋瓦の種類と特徴
洋瓦の種類1:平板
洋瓦における位置づけ
現在最も出荷量の多い洋瓦の種類。三州の全生産割合の44.2%を占めています (2004年)。
数多い洋瓦の種類の中でも、最も起源の古いものの1つで、江戸末期にはフランス人により国内で生産されています。
特徴
- 凹凸の少ない平らなデザインが特徴の洋瓦。種類によっては、若干の凹凸や波形をあしらったデザインの製品も製造されています。
- 施工が容易で工期の短縮が可能です。
- 完全に平らな製品は少なく、部分的な凹凸でデザイン上の差別化を図る傾向があります。
- 他の種類と異なり、施工時に横に葺いてゆきます。そのため、下から見たときに縦の線がまっすぐ見えるようにするためには、施工準備の段階で墨出しして施工時の目安を作っておく必要があります。
- 焼成後の寸法のばらつきがある場合があり、その場合は縦の線をまっすぐに通すのが困難な場合があります。
効果的な利用方法
屋根をスッキリと見せたいときに効果的です。
代表的な形状
- 凹凸がない種類
- 凹凸がある種類
- 凸が2つある種類
洋瓦の種類2:S型
洋瓦における位置づけ
大正時代に西洋建築とともに移入、改良されました。
新しい種類の洋瓦にシェアを奪われた傾向がありますが、価格に応じた満足感が得られます。
特徴
- 国産の洋瓦の種類の中では最も凹凸がはっきりしていて、屋根に高級感、立体感を与えます。
- 施工の難易度はやや高めで、工期もやや長くなります。
- 単位面積当たりの枚数も和型に準じて多いため、施工単価も平板に比べると高くなります。
効果的な利用方法
屋根に高級感や個性を出したいときに使用されることをお勧めします。 国産の洋瓦では最高級に位置づけられる製品だと考えます。
代表的な形状
- マット・ブラウン
洋瓦の種類3:混ぜ葺き仕様
南欧風の屋根を再現するために国産メーカーが2,000年以降開発しました。
南欧風の屋根を再現するために国産メーカーが2,000年以降開発しました。
S型や平板の洋瓦に数種類の色を焼き付けて生産されます。
特徴
- 単独の色で、色むらのある屋根を施工することが可能です。
- 数種類の色を混ぜ合わせて施工するよりも、単独の色で利用された方が製品の良さを引き出すことができる場合が多いように感じています。
- どうしても数種類の色を混ぜ合わせる場合は、なるべく似ている色の製品をご利用になることをお勧めしたいと思います。
効果的な利用方法
南欧風の屋根を表現する場合の選択肢の一つです。
代表的な形状
- 2山の平板
- 2山の平板
- 凹凸のある平板
- S型
そんな時に、スペイン瓦についてお気軽にお問い合わせください
瓦は耐久性に優れた自然素材で屋根材としては最適の製品です。特に国産の瓦にはMade in Japan の安心感があります。ですが個性的な屋根にこだわりたい、とお考えの時にはスペイン産の瓦も選択肢の一つに加えていただけたらと思います。
- スペインの住宅は、何世代にもわたって居住され、受け継がれて行きます。この間に数百年前の瓦は徐々に変色するものが現れます。その結果、色ムラが生じて紅葉のような屋根が出来上がって行きます。
これを再現するべく製品化されたものがスペイン産の瓦です。ですから、国産の瓦にはない独特の色合いと、数百年の時が刻み込まれた深い味わいのある屋根を実現することが可能です。
-
Made in Japan でなくても大丈夫?とご質問いただくことがあります。
「大丈夫です。」と自信を持って、私たちはお答えしています。現在では瓦の生産もフルオートメーションで、品質管理はすべてコンピューターが行いますので、世界のどこで生産しても同じ品質の瓦が出来上がります。テレビなど他の工業製品と同じ理屈です。
加えて、現地のスペインメーカーはヨーロッパ基準のAENORを取得するとともに、私たちもJIS基準の試験を「埼玉県産業技術総合センター」と連携して実施することで、万全を期しています。
スペイン瓦の見積等、お気軽にお問い合わせください
電話でのお問い合わせ
050-3578-0671
受付は平日の9:00~17:00です