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よくあるご質問
当社によくいただくご質問です
スペイン瓦について当社によくいただくご質問を紹介します。ぜひご参考になさってください。
製品について
- Q :スペインは日本より気候が温暖のようですが、スペイン産の瓦を日本で使用しても大丈夫ですか?
- A :スペイン国内でも内陸部は関東地方よりも寒冷な地域もあるとともに、当社取引メーカーの製品は日本よりも気候が寒冷なドイツをはじめ他のヨーロッパ諸国へも輸出されており、凍害による心配はありません。
- Q: 御社はそのことをどのように確認しておられますか?
- A: 埼玉県産業技術総合センターにおける試験に加え(センター試験の項目)、当社にて実施した凍害試験において、凍害に最も強いとされている産地の瓦と完全に同等の成績を納めています。
具体的にはJIS A 5208-1996(JIS A 5208-1996条文)に準じて行った凍害試験において、同産地の製品は30サイクルを、ボルハ社の製品は100サイクルを何の問題もなくクリアしています。
- Q: スペインは日本より雨が少ないようですが、スペイン産の瓦を日本で使用しても大丈夫ですか?
- A: 日本より、降水量の多い中南米へも輸出されており、日本への気候風土に対する適応については全く問題ありません。
また、当社にて施工した4寸勾配(国内において瓦を使用する限度とされる屋根勾配)の屋根において、通常の23kgアスファルトルーフィングのみの下地(もっとも基本的な下地)でも漏水等の問題は全く生じていません。
- Q: 瓦の表面に上薬が塗ってないと、苔が生えてくることはないですか?
- A: あり得ます。しかし、国産の洋瓦で上薬が塗ってあるものでも、1階北面や、急勾配の屋根北面などは苔が生える場合があります。
もともと、スペイン産瓦の黒等の色彩を施した部分は苔が生えて見えることを狙いとして焼きつけたものであるため、もし生えた場合でも、見栄えを損なうということはありません。
ただし、当社製品では、念のため、表面処理を施しております。
施工について
- Q: 発注してから工事までの期間はどれくらいですか?
- A: 在庫のある製品については迅速な対応が可能ですが、取り寄せが必要な場合は50日程度の余裕を見ていただきたいと思います。
- Q: 事前の打ち合わせは、必要ですか?
- A: より良い仕上がりを目指すためにも、現場管理担当者の方と屋根の仕上がりについて、打ち合わせが必要です。
- Q: 完成後のリフォームの場合に対する対応?
- A: 当社では可能な限り、施工物件で使用した瓦については在庫を保有するように心がけていますが、大規模な増築については枚数の不足が生じる可能性がありますので、取り寄せが必要となります。
- Q: 施工時に留意することは何ですか?
- A: 瓦桟の施工時に以下の寸法にご留意ください。
瓦桟の1本目の寸法は瓦の先端が広小舞から2寸強出ることを想定しています。
- 瓦の種類
- 働き長さ
- 働き幅
- 最初の瓦桟
- BW-12
- 12.5寸
- 6.8寸
- 11.1寸
- BW-10
- 12.8寸
- 7.7寸
- 12.4寸
- Q: 屋根の勾配について制限等はありますか
- A: 4.5寸については問題ありませんが、4.0寸については流れ方向の長さについて制限があります。
ただし、目安として、国産の瓦に比べて水返しが大変深く、国産の瓦で対処可能であれば全く問題はない、とご理解ください。(Covering 2009)
- Q: 軒先の面戸はありますか?
- A: 当社純正の製品にて対応させていただきますので、雀等が入る心配はありません。
- Q: 国産の瓦の混ぜ葺きで対応できませんか?
- A: あまりお勧めできません。国産の瓦の場合、2~3種類の異なる色を混ぜ合わせて施工することになりますが、仕上がりがチェッカー・フラッグのようになったり、斜めに同じ色が揃ったりしてしまい、理想的な仕上がりになりません。近隣地域に同様な施工例が必ずあると思われますので、ご覧になってください。
国産の場合は、なるべく単色で施工されることをお勧めします。その方が国産の良さが出るはずです。
その他
- Q: 派手すぎないか心配です
- A: 京都や、埼玉県でも川越の一部のような街並み自体を保存していこうというような地域にお住まいの場合は、あまりお勧めできませんが、近年国産瓦でも数種類の色を混ぜ合わせて仕上げる住宅が増えており、異例なことではなくなってきています。
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